「なぜ、あなたの話はつまらないのか?」を読んで
書籍
- 作者: 美濃部達宏
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2014/04/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を選んだ理由
- 雑談力が乏しいと感じており、面白い話が出来るようになりたいと感じているから。
所感
つまらない話のパターンは4つある
- ①内輪受け話、②自己中心的な話、③ダラダラ時系列話、④結論ポロリ話の4パターン。
- ①や②は話がち。特に①は話し相手のコンテキストが揃ってないといけないので、話題を考えるときは意識していきたい。
おもしろい話をするには正しい順序立てがある
- ①おもしろく伝えるために必要な要素をチョイスする、②チョイスした要素をよりおもしろく伝えるために順序立てが必要。
- ②はざっくりいうと「フリ⇒オチ」があるかないかということ。
- 話のプロ(お笑い芸人や噺家など)はこのチョイスと順序が上手なのだろう。
面白い話の重要なポイント=共感であり、聞き手が共感して初めて初めて面白い話となる
- 1対1であればまだしも、不特定多数に対して共感できるポイントを見つけるのは難しいの。
- そういう時のヒントとして「共感のピラミッド」があるとのこと。
共感のピラミッドとは、三角形の下から上に「家族」「学校」「食・住」「恋愛・仕事」「芸能」と並べた図。 下にいくほど共感を得やすく、初対面の人には下から上にスライドさせていき相手の関心を探ることもできる。
「フリ⇒オチ」にもテクニックがある
- フリからオチまでが長い場合は「アバン」を使うとよい。
- 「アバン」とはフランス語と英語の造語「アバンタイトル」を略したもので、番組が始まる直前に流れる見どころVTRのこと。
- 関心を引くことができるとのことなので、これは良いなぁ。
- クエスチョン法を使うと聞き手が今まで他人事だった内容が自分事になり、注意を引くことができる。
- ほんまでっかTVでいうタイトルの所。なるほど確かに注意を引く。スピーチする際のテクニックとして参考になる。
毒舌は「相手に愛を持つ」「名指ししない」ことが大事
- 毒舌で有名な人を例に挙げて説明していたが、ポジティブ+ネガティブであだ名を付けたり、直接名指ししないというのは言われて気づいた。
- 毒を吐いて笑いを取るには相手への尊敬や愛情がないといけない。当たり前のことをちゃんと出来ていないと毒舌はできないということを改めて認識した。
今後
- 話し方のテクニックは学ぶ所はあったが、結局のところ話を受ける側のことをどれだけ思いやったり気遣いができたりできるのか?が面白い話の本質だと感じた。
- 今後は話を受ける側が今の話を聞いて何を感じるか?をより意識して話をしていきたい。