「アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き」を読んで
書籍

アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
- 作者: Esther Derby,Diana Larsen,角征典
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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この本を選んだ理由
- 自分のチームでは月イチで振り返り(KPT)を行っているがマンネリを感じており、より効果的な振り返りができるようになりたいから。
所感
レトロスペクティブの構成は5つのアクティビティがある
- ①場を設定する、②データを収集する、③アイデアを出す、④何をすべきかを決定する、⑤レトロスペクティブを終了する
- この構成は1時間でも3日間でも可能
- ①や⑤をやっていないのでまずは自分のチームからやっていきたい。
レトロスペクティブの目標を後押しするアクティビティを選択する
- 教育のあり方を評価するARCSは選択する上で有効な基準
- Attention(注目)、Relevance(関連)、Confident(自信)、Satisfaction(満足)
- 時間が経ってアクティビティに興味を失ったり飽きたりしたら新しいアクティビティを見つけ興味を持たせることが必要。
- わかるー。既に飽き気味でこの本を読んでる。引き出し増やしチームに提案してみる。
「あなたが言葉」ではなく「わたしが言葉」を使うとよい
- 「あなたが言葉」だと責任の問い詰め、一方的な決めつけになるので注意しないといけない。「わたしが言葉」であれば気づきや経験に重点が置かれ決めつけをしたりしない。
- 2人チームだとわたし言葉でも裏を返せばあなた言葉に取られる可能性が高いよなぁ。気をつけて発言しないとアカンなぁ。
場を設定するアクティビティにESVPというものがある。
- ESVPとはExplorer(探検家)、Shopper(買物客)、Vacationer(行楽客)、Prisoner(囚人)の頭文字を取ったもの。
- 振り返りを始める前に囚人がいることがわかること自体がスゴく有用だと感じた。いたらいたで自分は戸惑いそうだが。。。
- スゴく面白そうでやってみたい。ただ、2人だと誰がどの属性か分かっちゃうのはアカン。規模が大きくなったらやってみたい。
データ収集時に色分けやカラードットを使う
- 付箋の色分けはカラードットを使って感情/イベント/職務/テーマを分けると分かりやすい。
- ただ見た目にこだわり過ぎず重要なテーマに対して色分けすべき。
無口な人が多いチームなどでも「555」を使うとチーム全体からデータ収集ができる
- 誰もが振り返りで話せる訳ではないので、無口なメンバーがいる場合やしゃべりすぎるメンバーがいる場合でも有意義な方法だと感じた。
- 引き出しとして持っておきたい。
達成したい目標をサポートする要因と抑制する要因を認識し、効果的なアクションを決める方法として「フォースフィールドアナリシス」がある
- チームだけでは解決できない目標に対してどういうアクションを取るべきか2つの要因(サポート/抑制)から分析する手法
- 達成したいことがあってもチームだけでは解決できないから辞めておこう。。。と考えることさえ避けることがある。費用対効果をしっかりと見極めるためにもこの方法は有用だと思う。
課題/アイデア/提案の優先順位をつけるために「ドットによる優先付け」をする
- 1人複数のドットを持ち対象のアイテム(課題/アイデア/提案)に投票する。1人に10ドット持たせたり、アイテムの1/2-1/3持たせたりと投票の仕方は様々。
- 質問の仕方としてインパクトや重要度を意識しなくても良い。チームで実現できることが重要で取り組みたいことをフォーカスしても良い。
- これは良い。ペイオフマトリクス使っていたが、軽い案件が落ちるし、重たい案件への挑戦が増えて疲弊してしまう。次の振り返りでは何を取り組みたいか?という問でドット投票してみる。
SMARTな性質をもつ目標であれば達成できる可能性が高い
- Specific(明確な)、Measurable(計測可能な)、Attainable(達成可能な)、Relevant(適切な)、Timely(タイムリーな)の頭文字をとってSMART。
- 次のアクションを決める際でも同じだなぁ。また、Timelyが入ってることが面白い。鮮度ということだろう。
イテレーション毎のレトロスペクティブではアクティビティを変えると良い
- 毎度おなじみのアクティビティだと飽きるので、「短い話題」のバリエーションを使って議論の観点を変更すると良い
- KPT、喜/怒/哀、上手くいったこと/次回はやり方を変えたいことなど。
- わかるー!!飽きが来てる。飽きない工夫は必要だという後押しはありがたい。
- KPT、喜/怒/哀、上手くいったこと/次回はやり方を変えたいことなど。
レトロスペクティブを終了するアクティビティでは気持ちを上げることが大事
- プラス/デルタ、感謝など振り返りで疲れているので、ポジティブなフィードバックや感謝の気持ちを伝えることが重要
- 今のチームは出来ていると思う。専用のアクティビティまで用意する必要はないと思うが、引き続き意識してポジティブフィードバックをしていきたい。
規模を大きくしたレトロスペクティブもあるがチームレベルとは進め方が異なる
- リリースやプロジェクトレベルはチームレトロスペクティブと異なる視点での改善ができる為有用
- ただ、イテレーション単位でレトロスペクティブをしているチームであれば慣れているが、リリースやプロジェクトレベルだとレトロスペクティブに不慣れな人が多い
- 参加者のバックグラウンドや人数の多さなどチーム単位に比べ気をつけることが多いようだ。上司に読ませたい。
今後
- まずは自分のチームにて飽きが来ないようにアクティビティを少し変えてみる。
- カラードットや付箋紙の色分けなど、見た目だけでグルーピングすることで議論にフォーカスを与えられるので、使っていきたい。
- チームだけではなく、更に上位の組織にて振り返りが出来ないか上司に提案する。
- 二人は匿名性がないので、使えない/使いづらいアクティビティが多いと感じた。
- つまり、匿名性が高くないと効果的な振り返りがし辛いというところだろう。心理的安全性を作る方法を2人の場合でも考えていきたい。